ツボクサ (Gotu Kola)

投稿者 :リンクプロ on

安全性

  • 可能性として安全:外用および経口で適切に使用される場合。
  • 妊娠中:外用であれば適切に使用される場合はおそらく安全と考えられていますが、経口での安全性については十分な情報がありません。
  • 授乳中:信頼できる情報が不十分であるため、使用を避けるべきです。

副作用

  • 一般的な副作用
    • 経口:胃の不快感、吐き気。
    • 外用:湿疹。
  • 稀な重篤な副作用
    • 肝毒性。

有効性に関するエビデンス

  • 可能性として有効
    • やけど:外用での使用は治癒速度を向上させる可能性があります。
    • 静脈不全:経口での使用は症状を改善する可能性があります。
  • 可能性として無効
    • 認知機能:改善効果はないとされています。
    • 放射線皮膚炎:症状を軽減しないとされています。
  • 証拠が不十分
    • アルツハイマー病、うつ病、糖尿病性足潰瘍、創傷治癒など多数。

推奨用量

  • 経口
    • 1日60〜450 mgのゴツコラ抽出物を4〜12か月間使用することが一般的です。
  • 外用
    • クリーム、ジェル、軟膏として、またはガーゼに浸して使用されます。

薬物相互作用

  • 中枢神経抑制薬:鎮静効果を増強する可能性があります。
  • 肝毒性のある薬剤:肝毒性のリスクを高める可能性があります。

作用機序

  1. 一般的な特性
    ツボクサにはアジア酸、マデカシ酸、アジアチコシドA(マデカソシド)、アジアチコシドBなどのトリテルペン酸を含むサポニンが主成分として含まれます。

  2. 抗炎症作用
    アジアチコシドがコラーゲン合成を促進し、創傷治癒を助けることが示されています。また、酸化ストレスを軽減する抗酸化活性があるとされています。

  3. 神経保護作用
    動物研究では、ツボクサが神経細胞をβアミロイド毒性から保護する可能性が示唆されています。また、グルタミン酸による酸化的損傷や興奮毒性から脳を保護する効果もある可能性があります。

  4. 鎮静作用
    GABA受容体への結合により、不安軽減や鎮静作用を示す可能性があります。

  5. 創傷治癒
    コラーゲン合成を促進し、瘢痕形成を改善する可能性があります。


分類

  • 肝毒性物質
  • 鎮静催眠薬
  • 適応促進剤
  • 静脈トニック

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