コウソ (Kousso)
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一般名
コウソ (Hagenia abyssinica)
科名
バラ科 (Rosaceae)
概要
コウソは、中央および東アフリカの森林に自生する花木で、伝統的に薬用として使用されてきましたが、現在は絶滅危惧種とされています(95928, 103942)。
使用用途
- 経口摂取:糖尿病、サナダムシ感染症、がん、および吐き気に対するホメオパシー療法として使用。
- 外用:創傷治癒に使用。
安全性
- 経口摂取:おそらく安全ではない。副作用として吐き気、下痢、失神、視覚障害が報告されています(18)。
- 妊娠中:安全ではない。流産を誘発する可能性があります(19, 95928)。
- 授乳中:安全ではない。潜在的な毒性が懸念されています(18)。
副作用
- 一般的な副作用:胃腸への刺激(唾液分泌過剰、吐き気、下痢)、頭痛、倦怠感。高用量では、視覚障害、けいれん、失神、代謝性アシドーシス、ショックに進行する可能性があります(18)。
効果の信頼性
信頼できる証拠が不足しているため、以下の使用について評価できません。
薬物との相互作用
- 糖尿病治療薬:動物研究では、コウソが血糖値を低下させることが示されています。理論的には、抗糖尿病薬と併用することで低血糖のリスクが高まる可能性があります(103943)。
サプリメントとの相互作用
- 低血糖作用を持つハーブ・サプリメント:コウソは血糖値を低下させる可能性があり、他の低血糖作用を持つハーブ(デビルズクロウ、フェヌグリーク、ギュウヒ(グアガム)、朝鮮人参など)との併用で効果が増幅する可能性があります。
作用機序
- 一般:使用部位は花、葉、樹皮です。主要成分はフロログルシノール誘導体(コシン)であり、クエルセチン、ルチン、タンニン、サポニン、テルペノイド、フラボノイドなども含まれています(95928, 103943)。
主な効果
- 駆虫効果:非極性抽出物が寄生虫に対して効果を示します(95928)。
- 抗がん作用:コシンは腫瘍細胞に対して細胞毒性を示します(95928, 103942)。
- 抗糖尿病作用:血糖値を低下させる効果が確認されており、α-アミラーゼの阻害が関与している可能性があります(103943)。
- 止瀉効果:動物研究で、腸管運動の減少および下痢の抑制効果が確認されています(107871)。
- 抗炎症作用:足の腫れを抑制する効果があります(103941)。
- 抗酸化作用:コウソの根や花に抗酸化活性があります(103942, 103943)。
- 創傷治癒:傷のサイズを縮小させ、新しい皮膚の強度を向上させる効果があります(103941)。
分類
- 駆虫剤
- 低血糖作用剤
- 抗酸化剤
- 創傷治癒促進剤
References
See Monograph References
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- Tags: サプリメント