ナーブルート(Nerve Root)
投稿者 :リンクプロ on
学名
- Cypripedium parviflorum (同義語: Cypripedium pubescens)
- Cypripedium calceolus
科
ラン科 (Orchidaceae)
概要
「Nerve Root(ナーブルート)」は野生のラン科植物で、多くの種が「レディーススリッパ(Lady’s Slipper)」と呼ばれています。この植物は北アメリカで最も一般的な種で、カナダおよびアメリカ合衆国の一部で見られます。ただし、これらのランの多くは絶滅危惧種とされています。
使用用途
- 経口: 月経過多、下痢、不眠症、不安、パニック障害、全般性不安障害(GAD)、身体症状症、ストレス、多発性硬化症(MS)の治療に使用されることがあります。
- 外用: 外陰部のかゆみ(Pruritus vulvae)の治療に使用されることがあります。
安全性
- おそらく危険: 根や根茎を経口摂取すると、幻覚を引き起こす可能性があります。
- 妊娠・授乳中: 経口使用は危険である可能性があるため、使用を避けてください。
- 外用: 安全性に関する信頼できる情報が不足しています。
副作用
-
一般的な副作用:
- 経口: 幻覚、ふらつき、不安感、頭痛、精神的興奮が報告されています。特に大量摂取時に起こりやすいです。
- 外用: 接触性皮膚炎を引き起こす可能性があります。
有効性
信頼できる効果に関する十分な情報がありません。
用法・用量
-
成人:
-
経口:
- 伝統的に、乾燥した根や根茎を1回2-4gを1日3回使用する方法が知られています。
- お茶として使用する場合は、乾燥した根や根茎2-4gを150mLの沸騰したお湯に5-10分間浸し、その後濾して飲む方法があります。これを1日3回摂取します。
- 液体エキスの場合、1:1(45%アルコール)で抽出したものを1回2-4mLを1日3回使用します。
-
経口:
成分と作用機序
- 対象部位: 根および根茎。
-
主な成分:
- タンニン
- グリコシド
- 樹脂
- キノン
- 揮発性油
作用
- 止血作用(Antihemorrhagic effects): 揮発性油に止血特性があると考えられています。
- 収斂作用(Astringent effects): 揮発性油による収斂特性が報告されています。
- 感作作用(Sensitizing effects): キノン成分が感作性に関与している可能性があります。
薬物やその他の相互作用
- 薬物との相互作用: なし。
- サプリメントとの相互作用: なし。
- 状態との相互作用: なし。
- 検査との相互作用: なし。
過剰摂取
過剰摂取に関する信頼できる情報は不足しています。ただし、大量摂取は幻覚や神経症状を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
注意事項
- Nerve Rootは伝統的に使用されてきた薬草ですが、特に経口使用時の安全性や有効性に関する信頼できる科学的データは限られています。
- 使用する場合は、医師や専門家に相談することをお勧めします。
この投稿をシェアする
- タグ: サプリメント