ウッドアネモネ(Wood Anemone)

投稿者 :リンクプロ on

学名 Anemone nemorosa

科名 キンポウゲ科(Ranunculaceae)

注意 ウッドアネモネは、同じくアネモネと呼ばれるプルサティラ(Pulsatilla)と混同しないように注意してください。


概要

ウッドアネモネは、伝統的な民間療法で使用されてきた開花植物です。以下の症状に対する治療に利用されてきました。

  • 頭痛

  • 胃痛

  • 痛風

  • ハンセン病(らい病)

  • 倦怠感

  • 眼の炎症

  • 月経遅延

  • 百日咳

  • 喘息

  • 抗菌作用、利尿作用、および堕胎作用の可能性


安全性

おそらく安全ではない(LIKELY UNSAFE)

  • 生の植物を経口摂取する場合:新鮮なウッドアネモネは、消化管に強い刺激を引き起こす可能性があります。

  • 妊娠・授乳中の使用:生の植物を経口または外用で使用するのは安全ではないと考えられます。

  • 乾燥・刻んだ地上部の安全性:信頼できる情報が不足しているため、使用を避けるべきです。


副作用

一般的な副作用

  • 経口摂取時:腹部疝痛、下痢、消化管の炎症、尿路刺激。

  • 外用使用時:水疱、やけど。


効果

現在、ウッドアネモネの有効性に関する信頼できる情報は不足しています。


用法・用量

成人(経口)

  • 研究が限られており、標準的な投与量の情報はありません。


標準化と製剤

ウッドアネモネの標準化に関する信頼できる情報は不足しています。


薬物相互作用

現在、ウッドアネモネと相互作用する既知の薬物はありません。

サプリメントとの相互作用

現在、ウッドアネモネと相互作用する既知のサプリメントはありません。

健康状態との相互作用

現在、ウッドアネモネと特定の健康状態との相互作用は報告されていません。

検査との相互作用

現在のところ、ウッドアネモネが臨床検査結果に影響を与えるという報告はありません。


過剰摂取

ウッドアネモネの過剰摂取に関する信頼できる情報は不足しています。


薬物動態(体内での動き)

信頼できる情報は不十分です。


作用機序(メカニズム)

一般的な成分

  • 適用部位:地上部

  • 新鮮な植物のランヌクリン(ranunculin)は、加工や乾燥の過程でプロトアネモニン(protoanemonin)に変化。

  • プロトアネモニンは強い刺激作用を持ち、皮膚・消化管・尿路を刺激する。

  • プロトアネモニンは急速に分解され、毒性の低いアネモニン(anemonin)となる。

抗酸化作用

  • 試験管研究では、ウッドアネモネに抗酸化作用があることが示されている。この作用が臨床効果に寄与する可能性がある。

刺激作用

  • 生のウッドアネモネは、皮膚、消化管、尿路に対して強い刺激性を持つ。

  • 切断や圧搾により、ランヌクリンが酵素的にプロトアネモニンへと変化し、刺激作用を発揮する。


分類

  • 刺激作用のあるハーブ

  • 抗酸化作用のあるハーブ


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