Allergy Research(アレルギーリサーチ)アトピー性皮膚炎の新たな治療法

投稿者 :リンクプロ on

アトピー性皮膚炎の新たな治療法

最新のアトピー性皮膚炎治療薬レブリキズマブ、有効性はデュピルマブと同等か
カナダ・トロント大学の研究チームは、アトピー性皮膚炎に新たに承認されたレブリキズマブの有効性を評価しました。リビングシステマティックレビューおよびメタ解析の結果、成人のアトピー性皮膚炎に対する短期治療の有効性は、従来の治療薬デュピルマブと同等であることが示されました。この研究はJAMA Dermatology誌に2024年7月17日号として掲載されています。

新しい治療戦略

中等症~重症アトピー性皮膚炎、ネモリズマブ追加で治療成功率が向上
ジョージ・ワシントン大学の研究者たちは、基礎治療にネモリズマブを追加することで、中等症から重症のアトピー性皮膚炎患者において治療成功率が向上することを示しました。この研究結果はLancet誌2024年8月3日号に掲載されており、ネモリズマブは安全性プロファイルも良好であると報告されています。

大気汚染と小児喘息

妊娠・乳幼児期の大気汚染物質の複合曝露が小児喘息と関連
日本全国のデータを用いた研究では、妊娠期や乳幼児期における低濃度の大気汚染物質への複合曝露が持続性小児喘息の発症と関連していることが明らかになりました。この研究は「Ecotoxicology and Environmental Safety」に2024年6月20日付で掲載されています。

蕁麻疹とがんリスク

蕁麻疹の診断後1年、がん罹患リスク49%増
デンマークで行われたコホート研究によると、蕁麻疹患者は診断後1年間でがんに罹患するリスクが49%高くなることが示されました。この研究はBritish Journal of Dermatology誌に2024年6月27日号として掲載されています。

これらの研究は、アレルギー疾患に対する新しい理解や治療法を提供し、患者ケアの向上につながる可能性があります。特に新薬の開発や環境要因との関連性についての知見は、今後の研究や臨床実践において重要な役割を果たすでしょう。

アレルギーリサーチグループ


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