パレイラ (Pareira)

学名
Chondrodendron tomentosum

科名
ツヅラフジ科（Menispermaceae）

注意事項

パレイラは、アブタ (Cissampelos pareira) と混同しないでください。

概要

パレイラは南アメリカのさまざまな地域に自生する植物です。この植物の樹皮と乾燥した根、さらに新鮮または乾燥した幹から抽出されたクラーレ（curare）は、伝統的に薬として使用されてきました。パレイラは、利尿作用および月経促進作用があるとされています。パレイラにはツボクラリンという化学物質が含まれており、これは注射などの非経口投与で神経筋遮断作用を示します（18）。

安全性

• 安全性に関する信頼できる情報は不十分です。
• 妊娠中: 経口使用は危険です。パレイラは月経を促進する可能性があります（19）。
• 授乳中: 信頼できる情報が不足しているため、使用を避けてください。

副作用

• 全般的な副作用: 特に報告はありません。ただし、安全性の評価が十分に行われていません。

有効性

パレイラの有効性については信頼できる十分な情報がありません。

用法および投与量

• 成人:
  • 研究が限られており、標準的な用量情報はありません。

標準化および製剤

パレイラの標準化に関する信頼できる情報は不十分です。

薬物との相互作用

• 知られているものはありません。

サプリメントとの相互作用

• 知られているものはありません。

疾患との相互作用

• 知られているものはありません。

検査への影響

• 知られているものはありません。

過剰摂取

パレイラの過剰摂取の症状や治療法についての信頼できる情報は不十分です。

作用機序

• 一般的な内容: パレイラの適用部位は根です（18）。
• 神経学的効果:
  • パレイラに含まれるツボクラリンは、神経筋接合部においてニコチン受容体でのアセチルコリンの結合を競合的に阻害し、骨格筋麻痺を引き起こします。
  • ツボクラリンおよび他のクラーレ様アルカロイドは第四級アルカロイドであり、正電荷を帯びています。このため、pHによって電荷が変化せず、経口摂取では吸収が非常に悪いです（505）。

分類: （該当なし）

References

See Monograph References